ブライダルチェック

当院では今後妊娠を希望される女性のため、ブライダルチェックとして下記①～⑤検査をセットで行っております。いずれの項目も異常があれば妊娠前に治療や予防をすることが可能なため、安心して妊娠に望むことを目的としています。

また、ブライダルチェックを受けることで、将来のパートナーと一緒にお互いの身体のことを話し合うきっかけにもなります。検査について、ご不安な点等がございましたらお気軽にご相談ください。

検査内容

①クラミジア検査

クラミジアに感染すると、産道感染により新生児に肺炎や結膜炎を起こす可能性があります。簡易キットによる検査では感度が低いため当院ではPCRという精密検査（子宮の入り口を検査用の綿棒で擦る検査です。検査時の痛みはない場合がほとんどです。）を行っております。陽性であれば抗生剤で治療します。

②梅毒検査

胎盤を通して胎児へ感染するリスクは約60-80%あり、胎児死亡や先天梅毒（手掌や足底の水疱性発疹など）の原因となります。血液検査で診断し、陽性であれば抗生剤で治療します。

③風疹抗体検査

妊娠中に感染すると胎児に先天性風疹症候群（先天性心疾患、難聴、白内障など）を起こす可能性があります。血液検査で診断し、妊娠前に免疫力（抗体）がなければワクチンを接種することで感染を予防することができます。

④糖尿病検査

糖尿病は妊娠中母体のみならず、胎児へも様々な悪影響を起こします。当院ではHbA1cという糖尿病の代表的な指標を使用し、血液検査で診断します。糖尿病の疑いがあれば専門医への紹介を行います。糖尿病と診断されても血糖値のコントロールをしてから妊娠することでリスクを軽減することができます。

⑤超音波検査

妊娠前に子宮筋腫や卵巣腫瘍など異常がないか調べます。妊娠前に発見、治療をすることにより妊娠中や分娩中のトラブルを軽減させることができます。

検査の流れ

よくあるご質問