免疫のない女性が妊娠初期に風疹に感染すると、風疹ウイルスが胎児に感染して、出生児に先天性風疹症候群 (CRS)と総称される障がいを引き起こすことがあります。先天性心疾患、難聴、白内障など重い障害につながる可能性もあり、妊婦さんの風疹予防は重要です。風疹ワクチンは生ワクチンのため、妊娠中に接種することはできません。大阪市に住民票のある方で、妊娠を希望する女性、その配偶者、妊婦の配偶者や同居者の方は公費負担で抗体検査を受けることができます。また、抗体検査の結果抗体価が低ければ公費負担で風疹ワクチンを接種することもできます。妊娠を希望されている女性とその同居者の方はできるだけ風疹抗体検査をすることをお勧めいたします。なお、風疹抗体検査は事前準備なしに受診していただければいつでも検査は可能です。